ゴールデンクロス

ゴールデンクロス

短期と長期の期設定間が異なる複数の移動平均線を表示させた状態で、上向きの長期移動平均線を短期の移動平均線が下から上に抜いたときの状態をいいます。入門書には必ず記載されている典型的な買いサインです。

しかし、トレード足より上位の足でしっかりとトレンドがでていない場合、ゴールデンクロスだけを根拠にエントリーするのは甚だ危険です。エントリーするならば、他の根拠も併せて確認しておくべきです。

ゴールデンクロスと対になる概念して、下向きの長期移動平均線を短期の移動平均線が上から下に抜くデッドクロスという売りサインが存在します。

ゴールデンクロスの注意点

ゴールデンという景気のいい名前に惑わされてか、初心者はゴールデンクロスが出ると(というよりも移動平均線がクロスすると)ポジションを持ってしまう習性があります。

それというのも、巷に溢れる様々な投資情報によって「ゴールデンクロスは買いサイン!」と、繰り返し刷り込まれているからです。基準となる考え方をほとんどもっていない初心者がそう教えられれば、ゴールデンクロスは必要だと感じてしまうのも無理はありません。

しかし、ゴールデンクロスは短期売買や持ち合い相場において、有効に機能しないことが多くあります。

上昇トレンドのパーフェクトオーダー

上図は長期移動平均線を短期移動平均線が上抜いていますが、長期移動平均線はやや下げ。この上位の足も大きな流れは下げとなっています。一度は短期が長期を上抜いたものの、すぐに下げています。下げ移動平均線に対して上抜きなので、厳密にはゴールデンクロスとは言えませんが、「移動平均線がクロスすればエントリーのチャンス」と考えている場合、伸びる可能性の低い危険なエントリーをする羽目になってしまいます。

トレンドのでていない持ち合い相場では、移動平均線がほぼ横ばいとなり、長期と短期が頻繁に入れ替わる局面が訪れます。ここで、短い足ばかりを見て、ゴールデンクロスが成立したと移動平均線がクロスするたびにエントリーを繰り返していては、たちまち資金を失ってしまいます。

明確なエントリーの根拠を求めるのならば、上位足でパーフェクトオーダーを築いている局面で、下位足においてグランビルの法則を根拠にエントリーするほうがよいでしょう。